2011年 01月 26日
テロ |
日本でもニュースや新聞で報道されているように、モスクワは大変なことになりました。
モスクワには主に「ドモジェドヴォ」「シェレメーチェヴォ」「ヴヌーコヴォ」の3つの国際空港があります。
日本からの直行便にはロシアの航空会社「アエロフロート」と日本の「JAL」の2路線がありますが、発着空港が異なります。
アエロフロートはシェレメーチェボ空港、JALはドモジェドヴォ空港を使っています。
今回の事故もJAL便の出発直前だったようですが、日本人は運良く難を逃れることができて本当に良かったです。私たちも昨年末に日本から着任した際は、同じJAL便を使い「ドモジェドヴォ空港」に降り立ちました。他人ごとではありません…。
ドモジェドヴォ空港は、数年前まではいかにも旧ソ連の”ボロ空港”だったそうですが、国際化著しいロシアは空港設備の改善にも力を入れているようで、いまやボロ空港だった頃の面影は全くないきれいな空港になっています。さらに、今も拡張工事が行われているようです。
その一部が粉々になってしまったというのは、ロシアにとってかなりショックで憤懣やるかたないといったところでしょう。また、『内紛』というのも国際的に大きなマイナス点となります。事前にテロ情報を察知していたという話しも聞こえてきていますから、先進諸国を目指すプーチン&メドベージェフ両トップのお怒りといったら計り知れないことでしょう。
オリンピック、F1、ワールドカップと次々国際大会を控えて勢いづくロシアの、実は不安な現状を世界に見せてしまった、というところでしょうか。
年末から、サッカーファンの暴動をはじめ「北カフカス地方出身者」と「ロシア人(スラブ民族)」との民族対立が激しくなっていて、ロシア大使館からも我々滞在者に対して頻繁に「注意喚起」のメールが発信されてきます。
私たちはモスクワから離れた地方都市で生活をしているので、いまのところ日常で危険を感じるようなことはありませんが、「目立つ格好をしない」「外国人であることを意識して行動する」「夜間は外出しない」「人の集まるところには行かない」などの自制をして生活しています。
ロシアの空港は、本来空港ビルに入る際にも金属探知機と手荷物チェックがあることになっています。
(成田空港では身分証を見せれば誰でも入れますね(笑))
地方空港では確かにチェックがありました。
「もうこんなところから検査があるんだー!」と驚きました。
が、ドモジェドボでもシェレメーチェボでも、空港ビルに入る前のチェックは受けたことがないです。
国際空港で人の出入りが多いので、形骸化してしまったようですね…
”厳しい”という印象のあるロシアですが、空港に関して言えばアメリカやイギリスの方がテロに対して警戒をしているように思います。
アメリカの空港では荷物検査が厳しくて、鍵は必ず開けなければいけないし、ランダムに係員が声をかけてスーツケースを開けさせたりしていますよね。
私も一人旅の際に、係員の大きな黒人にトントンと肩をたたかれてチェックインカウンターの列から連れ出され、ドキドキの思いをしたことがあります。
いまのところ、モスクワでそういう光景を見たことはありません。
安全のためにルール通りやってはもらいたいのですが、今後は空港に入るためにマイナス20℃の中で行列を作って待たされるのは間違いなさそうです(涙)
ただでさえ何事もマイペースで慌てることの無いロシア人、手荷物検査も人体スキャナーも入国審査も、今まで以上に時間がかかりひたすら待たされるんだろうな~
モスクワには主に「ドモジェドヴォ」「シェレメーチェヴォ」「ヴヌーコヴォ」の3つの国際空港があります。
日本からの直行便にはロシアの航空会社「アエロフロート」と日本の「JAL」の2路線がありますが、発着空港が異なります。
アエロフロートはシェレメーチェボ空港、JALはドモジェドヴォ空港を使っています。
今回の事故もJAL便の出発直前だったようですが、日本人は運良く難を逃れることができて本当に良かったです。私たちも昨年末に日本から着任した際は、同じJAL便を使い「ドモジェドヴォ空港」に降り立ちました。他人ごとではありません…。
ドモジェドヴォ空港は、数年前まではいかにも旧ソ連の”ボロ空港”だったそうですが、国際化著しいロシアは空港設備の改善にも力を入れているようで、いまやボロ空港だった頃の面影は全くないきれいな空港になっています。さらに、今も拡張工事が行われているようです。
その一部が粉々になってしまったというのは、ロシアにとってかなりショックで憤懣やるかたないといったところでしょう。また、『内紛』というのも国際的に大きなマイナス点となります。事前にテロ情報を察知していたという話しも聞こえてきていますから、先進諸国を目指すプーチン&メドベージェフ両トップのお怒りといったら計り知れないことでしょう。
オリンピック、F1、ワールドカップと次々国際大会を控えて勢いづくロシアの、実は不安な現状を世界に見せてしまった、というところでしょうか。
年末から、サッカーファンの暴動をはじめ「北カフカス地方出身者」と「ロシア人(スラブ民族)」との民族対立が激しくなっていて、ロシア大使館からも我々滞在者に対して頻繁に「注意喚起」のメールが発信されてきます。
私たちはモスクワから離れた地方都市で生活をしているので、いまのところ日常で危険を感じるようなことはありませんが、「目立つ格好をしない」「外国人であることを意識して行動する」「夜間は外出しない」「人の集まるところには行かない」などの自制をして生活しています。
ロシアの空港は、本来空港ビルに入る際にも金属探知機と手荷物チェックがあることになっています。
(成田空港では身分証を見せれば誰でも入れますね(笑))
地方空港では確かにチェックがありました。
「もうこんなところから検査があるんだー!」と驚きました。
が、ドモジェドボでもシェレメーチェボでも、空港ビルに入る前のチェックは受けたことがないです。
国際空港で人の出入りが多いので、形骸化してしまったようですね…
”厳しい”という印象のあるロシアですが、空港に関して言えばアメリカやイギリスの方がテロに対して警戒をしているように思います。
アメリカの空港では荷物検査が厳しくて、鍵は必ず開けなければいけないし、ランダムに係員が声をかけてスーツケースを開けさせたりしていますよね。
私も一人旅の際に、係員の大きな黒人にトントンと肩をたたかれてチェックインカウンターの列から連れ出され、ドキドキの思いをしたことがあります。
いまのところ、モスクワでそういう光景を見たことはありません。
安全のためにルール通りやってはもらいたいのですが、
ただでさえ何事もマイペースで慌てることの無いロシア人、手荷物検査も人体スキャナーも入国審査も、今まで以上に時間がかかりひたすら待たされるんだろうな~
by chigasaki-na
| 2011-01-26 14:23
| ロシアの今