2011年 06月 07日
土足のワケ |
日曜日にリビングルーム用の新しいテーブルを買いました。
そのテーブルを、今日の午前中に家具屋が配達してくれました。
呼び鈴が鳴ったので玄関ドアを開けると、そこには短パン一枚、上半身裸、裸足にサンダルのお兄さんが二人でテーブルを抱えて立っていました…
裸で他人の家に配達に来るって…、日本じゃありえないですね(笑)
ロシアの男の人って夏はすぐ上半身裸になっちゃうみたいで、街中でもフツーに短パン一枚で歩いてるんですよ~
玄関に入ってきたお兄さんたち、私に「どこに置くのか?」と聞きました。
「奥のリビング」と私が答えるより先に、またしても土足のまま玄関エリアを越えて廊下に侵入~
それを見た瞬間、思わず「ここに!」と叫んでしまった(笑)
一人では運べないので、夫が帰るまで玄関先に放置…
以前にも『エアコンつけます』と『エアコン取り付け工事』で書いていますが、裸とサンダルでやってくるのも、土足で家の中に入ってきちゃうのも、ウチがたまたまなワケではありません。
ロシアはどの家でも玄関で靴を脱ぐので、彼らはわかっていて靴を履いたまま家に上がってきています。
ロシアの人はなぜに文句を言わないのでしょうか???
で、先生に聞いてみました。
先生いわく、
「配達にしてもエアコン工事にしても、一日に何軒もの家を回ったり、家の中と外を何回か出入りしたりと、いちいち靴を脱ぐのが大変な場合には、作業者は靴を履いたまま家に上がります。」
「もちろん家の中が汚れるけれど、私達はその仕事をする人たちに敬意を払うので、文句を言いません。家の床よりも仕事をしてくれる人の方が大切です。汚れた床は、仕事が終わった後に掃除をすれば良い。」
「友人の家を訪ねる時は客が訪問先の家人に敬意を払うので、玄関で靴を脱ぐのがマナーです。でも、家の仕事をするために誰かが来た時は、迎える家人が相手に敬意を払います。」
「医者が往診に来た時なども同様です。もちろん人によっても違うので、礼儀正しい人はどの家でも玄関で靴を脱ぐでしょうし、そうする必要が無いと考える人は脱ぎません。」
「もし脱いで欲しいなら、『脱いでいただけませんか?』とお願いしても問題ないですよ。ただし、時に靴や靴下がヒドイ臭いで、脱いでもらうことが必ずしもベターでは無いこともあるわね(笑)」
なんだそうです。
ナルホド、そういう考え方に基づいているのか。
単に”雑で行儀が悪いだけ”と考えていましたが、ちょっと違いました。
まさに”異文化”。
異なる常識を持つとはこういうことなんですね。
商業主義が浸透している日本では、全てにおいて顧客中心。
いかにして顧客満足を適えるか?
クオリティ・スピード・サービスetc.
サービスを必要としなかった社会主義体制の習慣が残るロシアとは視点が違っているのだな~、とわかりました。
そのテーブルを、今日の午前中に家具屋が配達してくれました。
呼び鈴が鳴ったので玄関ドアを開けると、そこには短パン一枚、上半身裸、裸足にサンダルのお兄さんが二人でテーブルを抱えて立っていました…
裸で他人の家に配達に来るって…、日本じゃありえないですね(笑)
ロシアの男の人って夏はすぐ上半身裸になっちゃうみたいで、街中でもフツーに短パン一枚で歩いてるんですよ~
玄関に入ってきたお兄さんたち、私に「どこに置くのか?」と聞きました。
「奥のリビング」と私が答えるより先に、またしても土足のまま玄関エリアを越えて廊下に侵入~
それを見た瞬間、思わず「ここに!」と叫んでしまった(笑)
一人では運べないので、夫が帰るまで玄関先に放置…
以前にも『エアコンつけます』と『エアコン取り付け工事』で書いていますが、裸とサンダルでやってくるのも、土足で家の中に入ってきちゃうのも、ウチがたまたまなワケではありません。
ロシアはどの家でも玄関で靴を脱ぐので、彼らはわかっていて靴を履いたまま家に上がってきています。
ロシアの人はなぜに文句を言わないのでしょうか???
で、先生に聞いてみました。
先生いわく、
「配達にしてもエアコン工事にしても、一日に何軒もの家を回ったり、家の中と外を何回か出入りしたりと、いちいち靴を脱ぐのが大変な場合には、作業者は靴を履いたまま家に上がります。」
「もちろん家の中が汚れるけれど、私達はその仕事をする人たちに敬意を払うので、文句を言いません。家の床よりも仕事をしてくれる人の方が大切です。汚れた床は、仕事が終わった後に掃除をすれば良い。」
「友人の家を訪ねる時は客が訪問先の家人に敬意を払うので、玄関で靴を脱ぐのがマナーです。でも、家の仕事をするために誰かが来た時は、迎える家人が相手に敬意を払います。」
「医者が往診に来た時なども同様です。もちろん人によっても違うので、礼儀正しい人はどの家でも玄関で靴を脱ぐでしょうし、そうする必要が無いと考える人は脱ぎません。」
「もし脱いで欲しいなら、『脱いでいただけませんか?』とお願いしても問題ないですよ。ただし、時に靴や靴下がヒドイ臭いで、脱いでもらうことが必ずしもベターでは無いこともあるわね(笑)」
なんだそうです。
ナルホド、そういう考え方に基づいているのか。
単に”雑で行儀が悪いだけ”と考えていましたが、ちょっと違いました。
まさに”異文化”。
異なる常識を持つとはこういうことなんですね。
商業主義が浸透している日本では、全てにおいて顧客中心。
いかにして顧客満足を適えるか?
クオリティ・スピード・サービスetc.
サービスを必要としなかった社会主義体制の習慣が残るロシアとは視点が違っているのだな~、とわかりました。
by chigasaki-na
| 2011-06-07 23:30
| おもしロシア・おそロシア