2011年 07月 12日
恐ろしあ |
10日、ロシアのガザン共和国で観光クルーズ船が沈没するという痛ましい事故がありました。
ちょうどバケーションシーズンなので、多くの子供も乗船しており、悲劇的な事故になってしまいました。
関連ニュースはこちらで(英語)
【少なくとも129人がヴォルガ川の惨事で亡くなった】
・1955年にチェコで建造された船で老朽化が激しかったが、十分にメンテナンスされていなかった。
・定員120人のところ、200人以上が乗船していた。
・出航前からエンジンが不調で傾いていた。
・エアコンが不足していて舷窓を開けていたので波をかぶった。
また、「運行会社が旅客船運行許可を持っていなかった」、「緊急放送も無くほんの3分で沈んだ」、「事故後、少なくとも2艘の船が救助することなく通り過ぎた」、「30人以上が乗客名簿に載っていない」、「乗客は保険をかけていることになっているが保険会社は認識していない」とか、お粗末な内容ばっかり。
さらにその後12日には【ソ連時代の旅客機アントノフ24が不時着して6人が死亡】という事故がありました…
先月20日には、ソ連産の古い飛行機「ツポレフ134」が墜落して47人が亡くなったばかり。
このツポレフは、地方空港や周辺諸国で今でも使用されているのですが、しょっちゅう、本当に驚くほどしょっちゅう、火を噴いたとか、不時着したとか、故障したとかいうニュースを目にします…。
ロシアは、お役所管理が複雑でとても面倒な国です。
何をするにもいくつもの書類を出して許可を取らなければなりません。
こういうのを聞くと、諸々の管理が厳格なように思えますが、「賄賂を払えば手続きをスルーしてもらえる」という癒着・汚職のためにあるようなもので、実のところ管理なんて杜撰極まりないそうです。
”安全は当たり前”と思って暮らしてきた私たちには、まさに「恐ろしあ」
プーチンさんはもとKGBだけあって、この汚職体質をロシアの発展を妨げる悪要因と位置づけて、一生懸命対策してますが…
粗悪な国産品しか無かった社会主義時代、騙し騙しそれを使うしか無かったソ連の人々。
今もその名残はいろいろなところで見られます。
この車、壊れて止まっているわけではありません。
普通に乗ってきて、スーパーの駐車場に止めてある。
別にここでは珍しくありません…
私たちから見れば、”壊れて”います。
でも、ロシアの人は乗っちゃいます。
「古くても壊れていても、動けば問題ない」のでしょう。
バスも電車も本当にオンボロです…(涙)
乗り心地も走る音も”遊園地のアトラクション”のよう。
いつ止まってもぜんぜん不思議ではありません。
ツポレフには絶対乗らないと決めています。
オンボロバスに乗るときは、常に油断しないように心がけます。
残念だけど、今のロシアはまだそうしなければ安全に暮らせません。
ちょうどバケーションシーズンなので、多くの子供も乗船しており、悲劇的な事故になってしまいました。
関連ニュースはこちらで(英語)
【少なくとも129人がヴォルガ川の惨事で亡くなった】
・1955年にチェコで建造された船で老朽化が激しかったが、十分にメンテナンスされていなかった。
・定員120人のところ、200人以上が乗船していた。
・出航前からエンジンが不調で傾いていた。
・エアコンが不足していて舷窓を開けていたので波をかぶった。
また、「運行会社が旅客船運行許可を持っていなかった」、「緊急放送も無くほんの3分で沈んだ」、「事故後、少なくとも2艘の船が救助することなく通り過ぎた」、「30人以上が乗客名簿に載っていない」、「乗客は保険をかけていることになっているが保険会社は認識していない」とか、お粗末な内容ばっかり。
さらにその後12日には【ソ連時代の旅客機アントノフ24が不時着して6人が死亡】という事故がありました…
先月20日には、ソ連産の古い飛行機「ツポレフ134」が墜落して47人が亡くなったばかり。
このツポレフは、地方空港や周辺諸国で今でも使用されているのですが、しょっちゅう、本当に驚くほどしょっちゅう、火を噴いたとか、不時着したとか、故障したとかいうニュースを目にします…。
ロシアは、お役所管理が複雑でとても面倒な国です。
何をするにもいくつもの書類を出して許可を取らなければなりません。
こういうのを聞くと、諸々の管理が厳格なように思えますが、「賄賂を払えば手続きをスルーしてもらえる」という癒着・汚職のためにあるようなもので、実のところ管理なんて杜撰極まりないそうです。
”安全は当たり前”と思って暮らしてきた私たちには、まさに「恐ろしあ」
プーチンさんはもとKGBだけあって、この汚職体質をロシアの発展を妨げる悪要因と位置づけて、一生懸命対策してますが…
粗悪な国産品しか無かった社会主義時代、騙し騙しそれを使うしか無かったソ連の人々。
今もその名残はいろいろなところで見られます。
この車、壊れて止まっているわけではありません。
普通に乗ってきて、スーパーの駐車場に止めてある。
別にここでは珍しくありません…
私たちから見れば、”壊れて”います。
でも、ロシアの人は乗っちゃいます。
「古くても壊れていても、動けば問題ない」のでしょう。
バスも電車も本当にオンボロです…(涙)
乗り心地も走る音も”遊園地のアトラクション”のよう。
いつ止まってもぜんぜん不思議ではありません。
ツポレフには絶対乗らないと決めています。
オンボロバスに乗るときは、常に油断しないように心がけます。
残念だけど、今のロシアはまだそうしなければ安全に暮らせません。
by chigasaki-na
| 2011-07-12 15:03
| おもしロシア・おそロシア