2012年 06月 23日
真夏の卒業セレモニー |
夏至が過ぎました。一年の折り返し地点です。
リペツクの日照時間は17時間。朝の5時から夜の10時まで日が出ています。日が長いので、つい夜更かしになります。ここのところ忙しいのもあって、睡眠不足・・・。
お天気もやや安定して、ロシアの人たちは週末のダーチャ暮らしを楽しんでいることでしょう。土曜日の今日は街がとっても静かです。週末をダーチャで過ごす人たちは、金曜の夜から家族でダーチャに移動してしまいますから。
私は初夏から盛夏を迎えるまでのロシアが最も好きです。私だけでなく、ロシア人も日本人もみんなそうかな(笑)。しかし、この夏至を境にこの後はみるみる日が短くなっていきます。この冬に向かう”下り坂感”がキライ。気持ちがネガティブになる・・・。
前置きが長くなりました。
一昨日の21日、リペツクでは今年11年生を卒業した卒業生のためのセレモニーがありました。高校の卒業に相当します。
この前私たちがオペラコンサートを見に行った州庁舎前の広場で、毎年セレモニーが行われています。
今年は地元ニュースに一日に3本もレポートが上がっていたのでご紹介します。
ひとつ目は、セレモニーに向かう女の子たちが朝から美容室で髪を整え、ドレスに着替えて準備をしているというレポート。中にはリムジンを予約する人もいるそうで、もろもろお金がかかって大変だそうな。
【Выпускники-2012 готовятся к своему звездному часу】
2012年の卒業生たちはスターになる準備中。
二つ目は、式場に集まった卒業生たちが、風船と一緒に空に放つリボンにそれぞれの願い事を書いたというレポート。
【Пожелания липецких выпускников выпустят в небо】
リペツクの卒業生の願いが空に放たれた。
※リンク先ページの左隅にある小さい画像の「Видео」のタブから動画も見れます。
卒業生たちは、先日卒業試験(ЕГЭ)を終えたところ。ロシアでは、日本のように卒業前に入学試験を受けて大学に進学するのではなく、卒業式の後で卒業試験を受け、その結果で希望の大学に入学できるかどうかが決まります。国語と数学が必須科目、その他は大学によって選択が異なるんだそう。このリボンに書いた願い事の多くは合格祈願だそうです。
三つ目は、19時から始まった卒業セレモニーのレポート。
【Для липецких выпускников устроили танцевальный флеш-моб】
リペツクの卒業生のためにダンスを披露した。
※リンク先ページの左隅にある小さい画像の「Видео」のタブから動画も見れます。
メイド服風制服を着た小さい女の子たちや、ミリタリー風の女の子たちがダンスで卒業生をお祝いしています。もちろん、どこでもすぐ踊るロシアの人たち。卒業生たちもダンスパーティーに参加しますよ。優秀な卒業生は、州知事や市長から金賞・銀賞のたすきをかけてもらっています。
真昼間にやっているように見えますが、これで20時くらいです。この後、彼らと家族は夜の部へと繰り出していくんでしょうね。
日本の成人式と似ているような気がしませんか?
貴族社会だったロシア。大人になって社交界にデビューする、そんな歴史の名残なのかな?
大人になっても”女の子らしさ”が受け入れられる日本とは違い、”セクシーでクレバーな美しさ”が魅力とされるロシア。みんな美しいっ!!(20年後は何故みんなあーなるのか・・・)
«Выпускной 2012» на Яндекс.Фотках
さて、最後に私事を少し。
ロシアで暮らしておよそ1年7ヶ月。私もロシア暮らしを卒業することになりました。
こんなに早く帰国することになろうとは努々(ゆめゆめ)思いませんでしたが、1年の予定が3年にも5年にもなる人もいれば、3年の予定が1年になる人もいる。駐在とはそういうものらしいです。
話し相手のいないロシア田舎暮らしを、家族や友人に聞いてもらいたくて日々書いてきたこのブログを、最近はとてもたくさんの方に読んでいただけるようになりました。帰国を知った近しい方々からは「ブログが読めなくなるのは残念」と言っていただき、嬉しいやら恥ずかしいやら・・・。
来月からは”ロシア専業主婦”ではなくなりますが、実はまだたくさん書ききれないで溜まっている写真やネタがあるんです(笑)。そんなのを書いているうちに、思い出話が多くなってきたら潮時でしょうね。そこまではこのまま何食わぬ顔でアレコレ書き続けたいと思います。少々更新ペースはダウンすると思いますが、よろしければお付き合いください。
クリックすると募金サイトから1円募金できます。ご参加を!
【東日本大震災 クリック募金】
リペツクの日照時間は17時間。朝の5時から夜の10時まで日が出ています。日が長いので、つい夜更かしになります。ここのところ忙しいのもあって、睡眠不足・・・。
お天気もやや安定して、ロシアの人たちは週末のダーチャ暮らしを楽しんでいることでしょう。土曜日の今日は街がとっても静かです。週末をダーチャで過ごす人たちは、金曜の夜から家族でダーチャに移動してしまいますから。
私は初夏から盛夏を迎えるまでのロシアが最も好きです。私だけでなく、ロシア人も日本人もみんなそうかな(笑)。しかし、この夏至を境にこの後はみるみる日が短くなっていきます。この冬に向かう”下り坂感”がキライ。気持ちがネガティブになる・・・。
前置きが長くなりました。
一昨日の21日、リペツクでは今年11年生を卒業した卒業生のためのセレモニーがありました。高校の卒業に相当します。
この前私たちがオペラコンサートを見に行った州庁舎前の広場で、毎年セレモニーが行われています。
今年は地元ニュースに一日に3本もレポートが上がっていたのでご紹介します。
ひとつ目は、セレモニーに向かう女の子たちが朝から美容室で髪を整え、ドレスに着替えて準備をしているというレポート。中にはリムジンを予約する人もいるそうで、もろもろお金がかかって大変だそうな。
【Выпускники-2012 готовятся к своему звездному часу】
2012年の卒業生たちはスターになる準備中。
二つ目は、式場に集まった卒業生たちが、風船と一緒に空に放つリボンにそれぞれの願い事を書いたというレポート。
【Пожелания липецких выпускников выпустят в небо】
リペツクの卒業生の願いが空に放たれた。
※リンク先ページの左隅にある小さい画像の「Видео」のタブから動画も見れます。
卒業生たちは、先日卒業試験(ЕГЭ)を終えたところ。ロシアでは、日本のように卒業前に入学試験を受けて大学に進学するのではなく、卒業式の後で卒業試験を受け、その結果で希望の大学に入学できるかどうかが決まります。国語と数学が必須科目、その他は大学によって選択が異なるんだそう。このリボンに書いた願い事の多くは合格祈願だそうです。
三つ目は、19時から始まった卒業セレモニーのレポート。
【Для липецких выпускников устроили танцевальный флеш-моб】
リペツクの卒業生のためにダンスを披露した。
※リンク先ページの左隅にある小さい画像の「Видео」のタブから動画も見れます。
メイド服風制服を着た小さい女の子たちや、ミリタリー風の女の子たちがダンスで卒業生をお祝いしています。もちろん、どこでもすぐ踊るロシアの人たち。卒業生たちもダンスパーティーに参加しますよ。優秀な卒業生は、州知事や市長から金賞・銀賞のたすきをかけてもらっています。
真昼間にやっているように見えますが、これで20時くらいです。この後、彼らと家族は夜の部へと繰り出していくんでしょうね。
日本の成人式と似ているような気がしませんか?
貴族社会だったロシア。大人になって社交界にデビューする、そんな歴史の名残なのかな?
大人になっても”女の子らしさ”が受け入れられる日本とは違い、”セクシーでクレバーな美しさ”が魅力とされるロシア。みんな美しいっ!!(20年後は何故みんなあーなるのか・・・)
«Выпускной 2012» на Яндекс.Фотках
さて、最後に私事を少し。
ロシアで暮らしておよそ1年7ヶ月。私もロシア暮らしを卒業することになりました。
こんなに早く帰国することになろうとは努々(ゆめゆめ)思いませんでしたが、1年の予定が3年にも5年にもなる人もいれば、3年の予定が1年になる人もいる。駐在とはそういうものらしいです。
話し相手のいないロシア田舎暮らしを、家族や友人に聞いてもらいたくて日々書いてきたこのブログを、最近はとてもたくさんの方に読んでいただけるようになりました。帰国を知った近しい方々からは「ブログが読めなくなるのは残念」と言っていただき、嬉しいやら恥ずかしいやら・・・。
来月からは”ロシア専業主婦”ではなくなりますが、実はまだたくさん書ききれないで溜まっている写真やネタがあるんです(笑)。そんなのを書いているうちに、思い出話が多くなってきたら潮時でしょうね。そこまではこのまま何食わぬ顔でアレコレ書き続けたいと思います。少々更新ペースはダウンすると思いますが、よろしければお付き合いください。
クリックすると募金サイトから1円募金できます。ご参加を!
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by chigasaki-na
| 2012-06-23 14:21
| 行事&祝祭日